～都市ガス・LPガス・軽油、それぞれの特徴と選び方～
災害や停電時に施設や事業を支える非常用発電機。燃料の種類によって特徴やメリット・デメリットが異なります。
施設や用途に合わせて最適な発電機を選ぶことが大切です。
燃料別の特徴
都市ガス発電機
長所
- 安定供給される燃料で運用が簡単
- 排ガスや臭いが少なくクリーン
- タンク不要で管理が簡単
短所
- 災害時にガス管が損傷すると使用不可
- 設置費用はやや高め
- おすすめ用途
- 高齢者施設・病院・オフィスなど、都市ガスが常時利用できる施設
LPガス発電機
長所
- 自家備蓄が可能で災害時も自立運転できる
- 都市ガスより設置費用が比較的安い
- 排ガスや臭いが少なく、設置しやすい
短所
- LPガス用タンクが必要
- ボンベ交換や管理が必要
- 燃料費は都市ガスより高め
- おすすめ用途
- 自治体施設・学校・高齢者施設など、災害時の自立運転が重要な施設
軽油（ディーゼル）発電機
長所
- 災害時でも長時間運転可能
- 高出力で大規模施設に対応
- 燃料入手が比較的容易
短所
- 燃料タンクの設置・管理が必要
- 排ガスや臭いが発生するため屋外設置が基本
- 定期的なメンテナンスが必要
- おすすめ用途
- 工場・物流施設・大規模病院など、停電が業務停止につながる施設
燃料の比較まとめ
スクロールできます
| 燃料 | 長所 | 短所 | おすすめ用途 |
| 都市ガス | 安定供給・クリーン・タンク不要 | 災害時に供給停止リスク・設置費用高 | 高齢者施設・オフィス・病院 |
| LPガス | 自家備蓄可・設置しやすい・比較的安価 | タンク管理・燃料費高 | 自治体施設・学校・高齢者施設 |
| 軽油 | 長時間運転可・高出力・燃料入手容易 | 排ガス・臭い・屋外設置・メンテ必須 | 工場・物流施設・大規模施設 |
選び方のポイント
- 小規模施設や都市部 → 都市ガス
- 自家備蓄や災害時自立運転 → LPガス
- 大規模施設・長時間運転が必要 → 軽油
「命と事業を守る」ために、施設に最適な燃料と発電機を選びましょう。
